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<渡辺水軍(海賊)>

[2014.10.15]

以前から父に、帰省の折にはぜひ坂出の海賊の子孫のところにある日蓮大聖人直筆の曼荼羅を観に行こうと言われていた。今回3年ぶりの帰省で運よく拝見することができた(他にも各地に書き残されているということは後に知ったが・・・)

渡辺水軍は嵯峨天皇を遠祖とする源 綱(みなもとのつな)=渡辺 綱(わたなべのつな)を元祖とし、瀬戸内海の水軍に関与し、その棟梁的な存在となると共に皇室領の大江厨を統括した。京都では内裏で天皇の警護に従事する武者として、また中央の官職を有し源平の争乱から南北朝にかけて活躍し、全国に散らばった子孫には、関西では曽根崎の露天神の宮司家もいる。綱(つな)の先祖には光源氏のモデルになった源 融(みなもとのとおる)もいて、綱(つな)も美形であったらしい・・・。

見学した坂出のお屋敷には天皇家・菊の御紋が入ったお宝の数々。著名な画家や書家の書画など“鑑定団”では値が付けられないであろう国宝級の超お宝が所狭しと無造作に置かれており、47代当主(海賊の子孫と言っても弁慶のような強面ではなく、元大学教授のスッキリとした紳士)が直々にそれら宝物の説明をして下さった。あまりの数の多さに内容はわずかしか覚えていないが千年に及ぶ壮大な歴史のロマンに圧倒された。

2014年本屋大賞にノミネートされている歴史小説『村上海賊の娘』(のぼうの城の著者・和田竜 著)の村上海賊は渡辺海賊に仕えていた、もしくはその逆との説、または子孫であったなど諸説あり・・・(どちらも源氏を源流としているらしい)

などなど・・・家に帰ってから色々調べてみるとなかなかおもしろい。久々に勉強してチョット疲れた~ (M.N)

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